「オレゴン州は車検なし」と聞くと、驚く方も多いかもしれません。しかし、これはアメリカ全土で共通のルールではありません。アメリカには全国一律の車検制度がありません。安全点検を義務付けるかどうかは、州ごとに異なります。オレゴン州を含む約30州には義務がありません。一方、カリフォルニア州やニューヨーク州など約17州では、今も定期点検が義務付けられています。今回は、そんな車検なしの州で暮らしながら気づいたことをまとめます。オレゴン州のリアルな車事情を紹介します。
日本車王国、そしてスバルの謎の人気
信号待ちで目に入る車は、圧倒的にトヨタやホンダが多いです。日産のセダン(アルティマ、ヴェルサ、セントラ)もよく見かけます。中でもアルティマは、日産セダンの中でグレードが高い車種のようです。そのため、街でもよく走っています。
そしてオレゴンで意外と目立つのがスバルです。オレゴンは雪が降る地域もあり、路面が悪くなることがあります。そのため、4WDのスバルSUVが人気らしいと聞きました。マツダの姿もちらほら見かけます。
ピックアップトラックとナンバープレートの地域色
日本車に次いで多いのがピックアップトラックで、フォードやラムをよく見かけます。逆に、日本でよく見るコンパクトカーは、ほとんど見かけません。フィットやヤリスのような小型車です。街を走っているのは、基本的にセダン・SUV・ピックアップトラックのどれかです。そんな印象を受けます。
ナンバープレートにも地域色があります。周りを見ると、オレゴン州やワシントン州が多いです。さらに、アリゾナ州やカリフォルニア州のナンバーもちらほら見かけます。
車検なしのオレゴン州、リアルな道路事情
オレゴン州は車検なしで車に乗り続けられます。そのため、走っている車の状態にはかなり幅があります。ちょっとぶつけられたような跡がある車もいます。「いつの時代の車だろう」と思うような古い車も、普通に走っています。中には窓ガラスが割れてしまった車もあります。ブルーシートや段ボールで補強しながら走っている車を見かけることもあります。
フリーウェイの路肩には、車のトラブルで停車している車をよく見かけます。よく観察していると、路肩に停まっているのはアメ車が多いです。日本車はあまり見かけません。壊れにくいと言われる日本車の評判を、実際の道路上で実感する場面です。
ちなみに、車検なしとはいえオレゴン州が何もチェックしないわけではありません。ポートランド都市圏など一部地域は例外です。安全点検ではなく、排ガス検査だけが義務付けられています。詳しくはオレゴン州DEQの公式ページで確認できます。
無料のフリーウェイ、でも路面はボコボコ
オレゴン州のフリーウェイは無料で使えます。これはありがたい反面、路面の状態はあまり良くありません。ちなみに、これもアメリカ全土共通ではありません。フロリダ州やニューヨーク州など、有料道路がある州も多くあります。オレゴン州にはほぼ有料道路がないため、無料の恩恵をそのまま受けられています。
通勤で使うフリーウェイには、いろいろなものが落ちています。バーストして破れたタイヤや、破損した車のバンパー、大きなゴミ箱などです。今まで一番驚いた落下物は、勉強机ほどの大きさの机でした。道路の真ん中に落ちていたのです。避けきれなかったら大変なことになっていたと思います。
物がよく落ちていて、路面状態も良くないとなると心配になります。オレゴン州でバイクに乗るのは、正直かなり怖そうだと感じます。
ガソリン代の感覚
愛車のカムリは、ほぼ空っぽになるまで乗ってから満タンにするスタイルです。満タンにすると、大体60〜70ドルくらいです。特に高いと気にしたことはなく、生活の中で自然に受け入れている感覚です。
まとめ
- オレゴン州は車検なし。車の状態にはかなり幅がある(全米では約17州が義務化)
- オレゴン州のフリーウェイは無料だが、路面は悪く落下物も多い(全米35州に有料道路あり)
- 街を走る車は圧倒的に日本車、特にトヨタが目立つ
- 雪道対応でスバルのSUVがオレゴンで人気
- コンパクトカーはほぼ見かけず、セダン・SUV・ピックアップが主流
オレゴン州が車検なしの州だと知っておくと、走っている車を見る目が変わります。ただし、アメリカ全体で見ると州によって事情はさまざまです。引っ越し先の州のルールは、事前に確認しておくと安心です。あわせて、オレゴン州の交通ルールで驚いたことや、駐在中に3回車をぶつけられた話もぜひ読んでみてください。

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